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4スタンス理論

4スタンス理論
今回は、卓球のプレーの動画ではなく、 トレーナーの廣戸聡一氏考案の4スタンス理論が、「全力教室」というテレビ番組で取り上げられた際のものです。
今はまだ卓球界ではさほど知られていませんが、ゴルフ、テニス、野球などでは人気が出てきており、書店では氏の著書や関連書籍も売り切れ状態のようです。とかくテレビや雑誌等では、斬新で奇抜な理論が紹介され視聴者や読者を引き付けようとしますが、それをその都度鵜呑みにして取り入れていくことはスポーツの技能を伸ばすことを妨げることもあります。しかしこの理論は納得できる点が非常に多く、もっと知りたいと感じました。
この記事を読んでくださっている方々にはこのような経験がおありでしょうか。
「自分のスイングのやり方をチームメートに薦めたが、全く共感してもらえない」 「指導の際、本当に簡単な技術や動き方のやり方を教えても全くできない」 「自分の感覚ではあり得ない態勢やグリップで、いいボールを打つ選手がいる」
私は日頃の指導の中で、このような場面によく直面し、何故できないのか…?または、何故そんなことができるのか…?と不思議に思い、他のスタッフと議論することがよくあります。その度に、卓球でコツや方法論を押し付けることは、それに合わない人は伸びなくなるのでよくないと感じていました。その感覚をきちんと理論で証明してくれたのが、この動画にある4スタンス理論です。4スタンス理論とは、人間には体のバランスの取り方が4パターンあり、それぞれに合った体の動かし方を行うことで最大限の力が出せるという理論のことです。(同じ運動をする際に、ある人は筋肉を内側に旋回させ、ある人は外側に旋回させているなど、パターンが違うというのです。)
そう考えると得意な打法に違いが出るのは当然のことであり、同じやり方を薦めてもできない人が必ず出るのです。
例えばよく聞く指導にこのようなものがあります。前傾姿勢を取りなさい。つま先で動きなさい。低くかまえなさい。足をベッタリ床につけてかまえなさい。これらは、その指導者の経験に基づいたコツに過ぎず、すべての人に当てはまるわけではないということになります。 4スタンス理論では、重心をどこにかけているかによって、A1A2B1B2という4つのカテゴリーに分類しています。
試しに私の指導している学校の部員全員のタイプを調べて見ました。調べ方はYouTubeをご参照下さい。この結果、大変興味深いことに、我が校の指導者は皆Aパターンであり、Bパターンの選手に自分のやり方を教えてもうまくいかない経験があったことがわかりました。傾向としては全体ではAとBはほぼ同数で、1と2では2の方が多いというものでした。
さて、問題はこれをどう卓球に活かすかですが、後日私自身の動画にて提案をさせていただきたいと思います。卓球は感覚のスポーツでもありますから、A1だからこうしなくてはならないという取り入れ方はよくありませんが、少しやってみることで思いがけぬきっかけになる可能性があると思います。興味を持っていただいた方がおられましたら是非ご覧いただきたいと思います。
松徳学院中学校高等学校 足立泰志
 

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