鈴木李茄(すずき りか)選手は1994年11月08日生まれ静岡県静岡市出身の左シェーク裏裏ドライブ主戦型。安定した両ハンドドライブを武器に、回転数の多いショートサーブで相手を崩し前中陣からの3球目攻撃で得点します。力みのない美しいフォームの両ハンドドライブも鈴木選手の魅力の一つです。
ITTF世界ランキング最高は129位 (2017年11月)
実家が経営する「プロショップ スズキ」で6歳のときに卓球を始め、幼少期から親の指導を受け腕を磨きました。
仙台育英秀光中学に1年通った後、JOCエリートアカデミーに1期生として入校しました。仙台育英秀光中学に通っていた1年時は全日本カデット13歳以下女子シングルス準優勝、谷岡あゆか選手と組んだ女子ダブルスベスト4の成績を残します。
エリートアカデミーとして出場した2年では全日本カデット14歳以下女子シングルス優勝、谷岡あゆか選手との女子ダブルスで優勝し二冠を達成しました。さらに全日本選手権一般の部の女子ダブルスでは谷岡あゆか選手とのペアで3位に入るなど、中学生ながら大人に混じっても遜色ない活躍をしていました。中学3年では全日本ジュニアシングルス3位の成績を残しています。
エリートアカデミーから水谷隼選手や丹羽孝希選手、福原愛選手ら数々のオリンピック選手を輩出してきた名門青森山田高に転校しました。
青森山田に移ってからも高校2年時にはインターハイ女子学校対抗準優勝、女子シングルス優勝、上田仁選手と組んだ全日本選手権混合ダブルスでは3位入賞。高校3年時にはインターハイ女子学校対抗優勝、宋恵佳選手と組んだ女子ダブルス優勝と輝かしい成績をおさめました。
高校卒業後は専修大学に進学しました。大学1年時からその勢いは衰えることなく全日学選抜女子シングルス優勝、インカレで団体戦準優勝果たします。また、3年時には全日学女子シングルスで優勝、安藤みなみ選手と組んだ女子ダブルスで優勝、インカレ団体戦優勝の三冠を獲得。さらに平野友樹選手と組んだ全日本混合ダブルスで3位入賞するなどの素晴らしい結果を残しました。
安藤みなみ選手(左)と鈴木李茄選手(右)
「二人のチャンピオン」より
大学卒業後は実業団の昭和電工マテリアルズに所属、2017年の全日本社会人では女子シングルス準優勝、2021年には前期日本卓球リーグにおいて11年ぶりのチーム優勝へ大きく貢献し優秀選手賞を受賞しています。
また2018年からトップおとめピンポンズ名古屋でTリーグに参戦しています。2019-2020シーズンに、梁夏銀選手とのペアでベストペア賞を受賞、2021-2022シーズンからはチームのキャプテンを務め、2022-2023シーズンには南波侑里香選手とのダブルスで全試合に出場。過去のTリーグのどのチームにおいても、1つのペアが全試合に出場ということはありませんでした。その結果12勝8敗でリーグ1位、自身2度目のベストペア賞を受賞しています。
そして、2022年1月の全日本選手権で吉村真晴選手とペアを組んだ混合ダブルスで見事準優勝に輝くと、同年3月に昭和電工マテリアルズを退社。TOP名古屋所属となりプロ転向を果たしました。
2023年からはトップおとめピンポンズ名古屋のコーチ、女子ホープスナショナルチームのコーチを務めるなど活動の幅を広げています。
邱建新監督の指導を受ける鈴木李茄選手
カウンタードライブを実演する鈴木李茄選手
「スピードドライブに対するカウンタードライブを打つには!by 鈴木李茄」より
鈴木李茄選手の動画はこちらからも視聴できます。
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