ブンデスリーグでプレーするプロフェッショナルな選手達は本当にフェアプレーです。私が見えなかった相手のエッジボールも、たとえ審判が見えていなかったとしても正々堂々と相手のポイントと主張し、その瞬間のフェアプレーに会場から拍手が湧きます。
これがスポーツ。
昨シーズンのアウェーでの Fulda戦。10対9でアレグロが放ったスマッシュをFuldaの選手がロビング。卓球台の横に当たり真下に落ちたように見えましたが Fuldaのポイントに..
私だけでしょうか?100%ボールが下に落ちているように見えるのは..
今シーズンから「DYN」という有料放送でライブを放映しているので、放送席に向かって大声で「リプレーにして確認してくれ!」と抗議したにも関わらず全く認めようとしない。この試合終了後に観客席で見ていた方からリプレーの動画をいただき、審判に見せても知らん顔..
この1点がバスティーに入っていたら逆転していたかは全く分かりませんが、フェアプレーの精神がないチームとの対戦は後味が悪いものになりました。
今シーズン、大型補強に成功し 現在首位を走る Fluda。台北の高(WR31位)がWTTに出場のため不在でしたが、彼の師匠で荘智淵が会場に現れ、オプチョロフ(ドイツ/WR16位)フィルス(ドイツ/WR196位)荘智淵(台北/WR36位)メン(ドイツ/WR154位)のメンバー。
昨シーズンの後半戦ではシュテガーがエースで出場し、荘に勝利したもののフィルスに敗退。Jinもメンに敗退していたため、FuldaはJinが1番、3番にバスティーと読んでいたのか、
1 オプチョロフ
2 メン
3 フィルス
4 オプチョロフ
5 荘・メン組
のオーダー。
クニックスホーフェンは、もう一度バスティーがエースで
1 バスティー
2 フィリップ
3 Jin
4 バスティー
5 Jin・アレグロ組
練習を見ていても オプチョロフはかなり強い。なんとかダブルスまで持ち込みたい試合が18:00試合開始。
1番 フィリップ vs オプチョロフ。 フィリップの思い切りの良い攻撃で試合は中盤まで互角。今シーズンまだ1ゲームも落とさず全て3対0で勝利しているオプチョロフから第2ゲームを奪います。しかし、最後の1点の取り方に迷いのないオプチョロフに1対3で敗退。
2番 バスティー vs メン。過去に負けたことのない試合でしたが、アウェーでのボールと卓球台の違いに「らしくない」ミスをするバスティー。なんとかフルゲームまで持ち込むも2対3での敗退。
3番 Jin vs フィルス。過去の対戦ではフィルスに負けたことのないJin。とはいっても数年前までの結果です。第1ゲームはバスティーと同様にボールと卓球台の違いに悩まされ簡単にゲームを失ってしまいます。しかし対カットには絶対の自信を持っているJinに対しては余計なアドバイスは無用。ベンチコーチでも焦って余計なことを言う必要は無し。「どうするの?」と聞くと「今は我慢でボールと卓球台に慣れるしかないです」というJinのプレーが徐々に噛み合ってきて勝負はフルゲームに!試合序盤に悩まされたフィルスのバックサーブへの対応方法もクリアになり、最後は渾身のサーブ3球目攻撃でポイント!3対2で勝利!
4番 バスティー vs オプチョロフ。過去のオリンピック団体戦で一緒に戦った両選手の対決。お互いに手の内を知る対戦はオプチョロフの3対0での勝利。どこに打ってもミスのない鉄壁のプレーと、弱点をカバーするバックハンドでの台上プレーに隙はありませんでした。
チームは1対3で敗退しました。
【ハイライト動画です】
誤審に泣かされたとはいえ、オプチョロフは本当に強かった。どんなボールが来てもイージーなミスは ほぼない。自分の苦手なフォア前は99%バックのツッツキとストップで対応するのですが、この技術精度が高い。そして癖のあるサーブ..
これで第3節を終えチームは2勝1敗。次節は9月21日(土)アウェーでの Bad Homburg戦です。パリ オリンピック団体銀メダリストのクリスチャン・カールソン(スウェーデン/WR63位)そして坪井勇磨選手のチームです。
ネガティブなブログになってきたので.. ここからはポジティブな話題を。
試合の翌々日早朝に Jin はWTTブルガリアに出場のため移動しました。数年振りの国際トーナメント。ノーランキングなので予選トーナメントからの出場です。
時差は7時間のはずです。ヨーロッパ時間16:10。日本時間23:10。ライブコートのTable2と思います。
伸び伸びとプレーして欲しいのと、同じく出場するフィリップ、アレグロと当たらないで欲しいな.. と思います。
私どもの生活しているバイエルン州は6週間の夏休みを終え、9月10日(火)から学校がスタートしました。コハルとカズトはハラハラドキドキでしたが無事に9年生に進級(ドイツでは学校とスポーツの競技成績は完全に離されているので勉強の成績が悪ければ落第になってしまいます)。
そして新しい日本人生徒が増えました!
Aoba Ueda !
クニックスホーフェンの学校では日本人として4人目の生徒です!クラスにはもちろん日本人はいませんが、逞しく頑張って欲しいです!
コハルは12月の世界ユース(アンダ−15)の女子シングルス出場「20位以内」という基準をクリアしました(公式発表は9月13日です)。夏休みに平岡コーチに約2週間 徹底的に指導していただき、ドイツ帰国後にクロアチアと北マケドニアのWTTユースに出場しました。この2大会での獲得ポイントでどこまでランキングを上げられるかが勝負でした。中国・日本・韓国等の選手が出場したハイレベルな大会で 入賞こそできなかったものの安定した成績を残し ポイントを大きく上げ、アンダー15 世界ランキング15位になりました。ベンチに入ったシー(コーチ)からは「単純にかなり強くなったね!」と言われたそうです。
カズトもWTTクロアチアに出場しました。ポトビアンカ(コーチ。元世界選手権ベスト8)からは「カズト、ミスがだいぶ減って強くなったな!」と言われたそうです。
平岡コーチ、本当にありがとうございました。
日中の気温も20度以下になり始め秋が見えてきました。ここからクリスマスまでの15週の週末は、ブンデスリーグ・第2 第3チームの試合・ジュニア選手のトーナメント・WTTユースなど毎週試合があります。
そして新しい「シェークハンズ センター」にも海外からの選手が練習に来ます。
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