板垣孝司ブログ
公式
ドイツ1部監督。青森山田前監督
2022年10月12日 公開

2部リーグ以下もシーズンスタート!コハルの2部 Jenaは白星スタート!竹谷・アキトのEffeltrichは苦戦中..

2部リーグ以下もシーズンスタート!コハルの2部 Jenaは白星スタート!竹谷・アキトのEffeltrichは苦戦中..

世界卓球選手権2022(団体戦)が終わりました。
「何人かの世界トッププレーヤーが出場しないので盛り上がりに欠けてしまうのでは?」と思った方もいると思いますが、それは違うと言えます。世界一を賭けた戦いは、どんな状況下であっても素晴らしいドラマを作ってくれます。

男子ドイツの決勝進出はサプライズではありましたが、ブンデスリーグでいつも対戦相手としてプレーするダン、デュダ、シュトゥンパー、リカルド、ファンのメンバーには心から頑張って欲しいと思っていました。トップ3と言われる選手を欠きながらの銀メダル獲得!次の世界選手権・オリンピックには誰が選ばれるのだろう?とドイツにいながら思ってしまいます。

日本男子の活躍は痺れました!運転中だった準決勝は後部座席に乗っているコハルに実況中継をしてもらい興奮しました。「俺が中国を倒すんだ!」という覚悟を持った選手達での戦いは見ているものに感動を与えてくれます。

これがトップスポーツの原点だと思います。

世界選手権開催のためドイツ・ブンデスリーグ1部は試合がありませんが、2部以下リーグがスタートしました。

長女のコハルは昨シーズン5部リーグ1番で27勝1敗の成績を挙げ、飛び級で2部リーグのクラブからオファーをいただき、今シーズンは2部リーグ4番でプレーします。10月9日(日)がホームでの初戦だったので車で送って行きました。もちろん、父親のベンチコーチはなしで黙って運転手のみ。クラブに全てを任せています。ダブルスは敗退したものの、シングルスは3対1での勝利!チームも6対1で勝利しました。シングルスの相手はマレーシアの選手でカデット時代にはジュニアサーキットでも優勝経験のある選手だったそうです。12歳のコハルが大人に混ざって勝っていくためには卓球台上に起こる色々なシチュエーションを学ばなければなりませんが、ここドイツにはそのシステムがあります。1シーズンを通して大きく成長してほしいです。

3部リーグEffeltrichでプレーしている竹谷選手(希望ヶ丘高校3年)とアキト。竹谷くんは勝ち越していますがアキトとチームは苦戦しています。4試合を終わりチームは0勝4敗。竹谷選手は1番手として出場して、スタート2試合はシングルス4戦全勝でしたが、3試合目と4試合目のシングルスで1勝3敗。スペインの元ジュニアチャンピオン、全インド選手権でダブルスの優勝経験のある、バック面は薄〜い裏ソフトを貼り飛んでこないボールを扱う選手、バック表ながらフォアはフルスイングの選手….。癖のあるバックドライブを打ちながらフルゲームジュースで「俺がサーブを構えているのに全然構えない!」と大声で心理戦をぶつけてくる身長190センチの選手..この選手には私がベンチからガッツリ文句を言い対処しましたが..。技術だけでなく多くの経験をしています。

アキトは3部4番手としての出場。ダブルスは毎日練習の3分の1を費やしているので、まぁまぁのコンビネーションで3勝1敗。しかしシングルスは0勝4敗です。対戦相手は母国の代表選手であったりかなり強いので簡単には1勝すらできません。戦い方の部分で考えていかなければならず、まだまだ挑戦していかなければなりません。
もちろんEffertlichの勝利も欲しい。竹谷選手、アキトの勝利も欲しいですが、簡単に勝って「今日は良かったね!」では進歩がありません。ギリギリの勝利を掴むために選手共々精進していかなければなりません。

本来、この週末は試合がなかったカズトに「バイエルン州・大人のTop16にたくさんのキャンセルが出たので、カズトは出場したいか?」と試合3日前に連絡がきました。対戦相手はアキトが五分五分の選手達です。
「俺にとうとうチャンス来たぞ!このために夏休みは頑張ってきたんだ!出ない選択肢はないだろ!」と大はしゃぎのカズト!
私はコハルの運転手、アキトと竹谷選手は自分たちでEffeltrichの試合に、カズト1人ではミュンヘンまで行けないので妻が帯同しました。
格上相手に健闘したらしいです。目標の2勝は達成しましたが…。

【試合の様子です】

ドイツから帰国した坪井選手、大きな試合から帰国した選手は時差や疲れを言い訳にせず、平岡コーチに真っ先にアドバイスをもらいに行きました。彼らは「必死」です。
彼らの「必死さ」は「板垣も必死に頑張れよ!」と私に言っているような…

「『藁をも掴む!』とわらしべ長者」だぞとアドバイスをいただきました。

今回の男子銀メダルのドイツ選手達は幼少からのスーパースターではありませんでした。
「デュッセルドルフのナショナルトレーニングセンターでは、いつも遅くまで、もう今日は止めたら?」と言いたくなるほど練習に没頭している選手がいる、と情報が入ってきます。

ダンとデュダです。

「『藁をも掴む!』とわらしべ長者」

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