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板垣孝司ブログ
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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2018年12月24日 22:11 公開

ビッグクラブからの誘い!

ビッグクラブからの誘い!

ここブンデスリーグでは、次のシーズンのための選手獲得が11月には始まります。昨シーズンの移籍の目玉はダルコ・ヨギッチ選手(当時クニックスホーフェン選手)でした。前半戦で衝撃的な活躍を見せたダルコ・ヨギッチ選手は契約メーカーのティバーとの関係もあり、前半戦が終えたばかりのこの時期に、ザーリュブリュッケンがフェイスブックで「来シーズン、ダルコ選手と契約しました」と発表しました。これには仏のアンディーも激怒しました。

2015-2016シーズン。クニックスホーフェンのマネージャーのアンディーにBTTCで指導している邱コーチから電話がありました。「彼は健太(松平選手)や孝希(丹羽選手)のような感覚は無いかもしれない。でもとにかく練習を一生懸命やる。必ず120%の集中力でやる。いつかブンデスリーグのトップ選手になる日が来ると思う」と。

そのシーズン、私がドイツに来る前の前半戦では思うように結果が出ず、逆転負けをしては落ち込んで顔が下を向く。ただ、気心の知れた日本人コーチである私が来て少し安心したのかもしれませんが、後半戦では前半戦での負けが嘘のように勝ちまくりました。そして目標であった「2部での個人勝率1位」をもぎ取りました。チームも3部降格?が見えていた順位から奇跡の逆転優勝を成し遂げました。そして彼は..

「来シーズンは1部でやりたいです」と伝えてきました。

2016-2017シーズン。「ブンデスリーグの移籍は前半戦での活躍が鍵になる。だからもう1シーズンここで頑張ろう。そして来季は必ず一部でプレーしよう。」と彼を説得しクニックスホーフェン(2部)での2シーズン目が始まりました。このシーズンは吉村和弘選手(岡山リベッツ)と半分ずつの出場となりましたが、二人とも期待に応える大活躍をし、2シーズン連続での2部リーグ優勝を成し遂げました。そして、クラブもスポンサーの方たちと何度も話し合いを重ね、来シーズンの一部リーグへの挑戦を決めました。

2017-2018シーズン。初の一部リーグへの挑戦。チームは10チーム中9位。彼も世界のトップランカー達から勝利も挙げるものの、個人としては大きく負け越しシーズンを終了しました。「来シーズンは前半戦から飛ばすぞ!そしてビッククラブからもオファーがかかるような選手になろう!」そう声をかけてシーズンを終了しました。

2018-2019シーズン。昨シーズンの反省を生かし研究を重ね、前半戦から勝ち星を量産しました。ヨーロッパ選手権準優勝のイオネスク選手、第3位のフランシスカ選手らからも勝利し、気がつけば14勝4敗(12月23日時点)。そこには明らかに進化した彼がいました。

数週間前、私のLINEに「ピンポーン」とメッセージ。「及川からだ」

「こんにちは。今日、デュッセルドルフのマネージャーからオファーの話をもらいました。」と。(続く)

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