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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
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元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2018年1月15日 11:44 公開

アウェイのザールブリュッケン戦は0対3の完敗【ドイツ・ブンデスリーグ後半第2節】

アウェイのザールブリュッケン戦は0対3の完敗【ドイツ・ブンデスリーグ後半第2節】

今シーズン2度目の0対3での敗退でした。全日本選手権のため及川選手を欠いたチームは、一本に対する執念は失ってはいないものの、どこか歯車が合わない試合内容でした。こういう雰囲気の時はセットの後半に相手にラッキーなポイントがあったり、大事な場面での凡ミスが出たりします。
前半戦で一度対戦しているので戦い方は分かっています。もちろん相手もセットを失った後にすぐに戦い方を変えてきます。前半戦は奇襲的な戦術も通用しましたが後半戦はもう通用しません。ここが実力がついたかの判断になります。
1番のダルコ選手はフランジスカ選手に対し1対1で迎えた第3ゲーム、9対5からの逆転負け。「今のダルコの力ならセットを取れるだろう」と判断しタイムアウトが遅くなったのが大きな敗因でした。ここでチームとして一気に流れに乗りたかったのですが、逆に相手チームが苦しい流れを我慢して渡さなかったと言えます。
2番のキリアン選手は3ヶ月間のアーミーキャンプが終わりようやく十分な練習をしての試合でした。いつもより丁寧な試合運びでトキッチ選手からセットを奪うも最後は力負け。
3番のフィリップ選手はバウム選手の厳しい揺さぶりについていくもサーブレシーブで得点を離され1対3の敗退。

今日の試合は嫌な雰囲気がありました。我がクニックホーフェンでプレーしているダルコ選手は来シーズン、今日の相手のザールブリュッケンに移籍します。彼はTiber契約の選手で、Tiberの練習拠点がザールブリュッケンなので正直、仕方のないことなのですが..19歳のダルコ選手はチームの3番手として契約しましたが多くの実戦を経験し、あっという間に実力を上げてオプチョロフ選手始め多くのトッププレーヤーに勝利しました。ブンデスリーグでは12月の前半戦終了辺りに水面下で来シーズンの選手契約が始まります。これは私もわかっていることなのですが、ザーリュブリュッケンが先日フェイスブックに「ダルコと契約した」と投稿しました。これにはチームマネージャーのアンディーも流石に激怒しました。どんなに苦しいときでも笑顔で選手や私たちを支えくれているアンディーが目を吊り上げて怒っていました。「母体のヘッドマネージャーに報告もないままオフィシャルなページに載せるのか。」と今日、会場で相手側と話をしていました。
もちろん、プロの世界では移籍は頻繁に行われますしシーズン終了まで全力でサポートしますが、それでも今日の試合はやりにくい試合でした。

明日のフライトで日本に戻り全日本選手権に向かいます。そしてブンデスリーグも日曜日にあるためすぐにドイツに戻ってきます。

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