


第15節 鬼門のアウェーでのムールハオゼン戦…
狭い講堂に満員のムールハオゼンファンが集まり、鳴り響く太鼓の音。熱狂するファン。ビールを飲みながら観戦するので 会場の匂いすら気になり 頭がクリアーでなくなります。そこに2メートル近い長身のパワーヒッターが揃い、回転のかかりにくいボールをガチでフルスイングしてきます。
クニックスホーフェンのホームゲームでは勝ち越しているものの、このホールでは同じ相手とはいえ なかなか勝てません。これが ホーム & アウェーの醍醐味と言えるのかもしれませんが 鬼門です
オーダーは好調の Jin がエース。第1試合で勝てれば相手にプレッシャーがかかるだろうと考え 百戦錬磨のバスティーが2番手、フィリップが3番
Jin はメンゲル(ドイツ/WR71位)とハーベソン(オーストリア/WR75位)には相性が良い。バスティーはイオネスク(ルーマニア/WR142位)には2連勝中だが、このホールではハーベソンに勝っていない。フィリップもこのホールは余り得意ではない..
今シーズンは下位にいるとはいえ、前節ではフルメンバーのザーリュブリュッケンに勝利しているムールハオゼンは手強い
試合開始45分前 オーダー交換
第1試合 ハーベソン vs バスティー
第2試合 メンゲル vs Jin
第3試合 イオネスク vs フィリップ
第4試合 ハーベソン vs Jin
メンゲルがエースと予想していましたが Jinを捕まえに来るムールハオゼンのオーダー
19時 試合開始
1番 台上にやや難のあるハーベソンに対し、自分の形の フォア前へのサーブからスタートしたバスティーでしたが、第1ゲームは「苦手な所を強く見せる」ハーベソンに捕まり 落としてしまいます。ここから 完全に バック前からの展開に切り替え あえて台上勝負に持ち込まず 打ち合いに持っていき 3対1 で勝利!
2番 台上からの展開を徹底的に避けるメンゲル。エンドラインから出す ハーフロングだけでなく Jin のフォアサイドから横に出す ハーフロングを混ぜながら 大きな打ち合いにされる展開に。Jin が勝負をかけたフォアハンドも 慣れていないボールに「ボールが潰れてしまい」 1対3 で敗退
3番 正直 厳しいと感じていた試合でしたが この試合のフィリップは 得意のロングサーブからの展開と 時々使うショートサーブの配分が抜群に冴え、難敵イオネスクを完全シャットアウト!イオネスクのサーブからの展開にも 打ち合わせしていた通りの戦術がハマり 3対0 で勝利!
4番 ゲーム序盤はフルスイングしてミスを繰り返すも、そのボールが入り出したら止まらなくなる ハーベソン。Jin も あらゆる戦術で得点を重ね ゲームカウント 2対1 とリードするものの 熱狂的な応援に後押しされた ハーベソンの勢いに火が付き 2対3 で敗退
5番 バスティー・アレグロ 組 vs イオレスク・ベルトランド(フランス/WR168位) 組。元ダブルス 世界2位のイオネスクでしたが、今日は完全にイオネスクのバックを潰す展開に徹底。アレグロのチキータレシーブ、バスティーの台上フリックからの展開で得点を重ね、試合は最終ゲームに突入。最終ゲームは失点率の高かった チェンジエンドまでのバスティーのレシーブで 連続失点しないことが鍵でしたが スタートダッシュが成功し、バスティーのレシーブまで回らない 5対1 でチェンジエンド。最後はバスティーの台上フリックからアレグロの攻撃がコートに突き刺さり 11対7 で勝利!
試合終了 23時。本当に踏みとどまってくれた選手に感謝です
【ハイライト動画です】
試合終了後は 汗だくのユニフォームを着替えようともせず 応援に来てくれた ファンと長話をする バスティーは「コージ アンビリーバブルなシーズンだ」と大喜びしていました
結果的に Jin が2失点してしまいましたが ここまで Jinが2得点をあげ チームを勝利に導いた試合も 沢山あります。「 Jin が2失点しても クニックスホーフェンは勝てるぞ」という 勝利への方程式が崩れても 戦えることを示せたのは 残り7試合を見据えても 本当に意味のある勝利だったと思います。また怪我から復帰後に シングルスで2連敗していたバスティーの シングルスでの勝利も 大きな収穫でした。
「これで このメーカーでのボールと卓球台での 2試合(グルーンウェッターズバッハとムールハオゼン)は勝つことができなかったんですよね。ボールの質が違いすぎて 自信を持って打ちに行ったボールが入らないと焦りが出てしまう」と分析する Jin。ただ これをメンタルが原因と分析する必要はなく「バスティーは 守りが上手いので、ちょっとボールが違う時は打ちすぎないで試合を作れるように感じます。僕は ラリーで勝負ではなく、バスティーとは全く違う戦い方なので、今日の試合は それはそれ。これも経験」と割り切れているので 次節に向けて全く悲観していません。まして、映像では見たことがある「噂では凄い」と聞いている ムールハオゼンのホールは 実際にプレーしたことがないと 色々な意味で 想像をはるかに超えています。
連戦が続きましたが、ここからは WTT シンガポールスマッシュが入り、第16節は2月9日に ホームに現在首位の デュッセルドルフを迎えて行われます。
少し頭と体を休めたいと思います
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