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ドイツ1部監督。青森山田前監督

日本卓球界の大先輩 仲村渠 功さんが南米で指導した選手たち

日本卓球界の大先輩 仲村渠 功さんが南米で指導した選手たち

先週までオリンピックの大陸最終予選が行われていました。ヨーロッパ予選ではロブレス選手(スペイン/WR63位)が代表決定戦でシドレンコ選手(ロシア/WR186位)に対し最終第7ゲームの8対10からジュースに追いつき、17対15で勝利し代表権を獲得しました。南米予選ではミノ選手(エクアドル/WR77位)も代表決定戦で8対10とマッチポイントを取られてから大逆転し代表権を掴みました。どの試合もライブで見ていて鳥肌が立つような壮絶な試合でした。

2月のある日、日本卓球界の大先輩である仲村渠 功さんから連絡をいただきました。元全日本男子ダブルス優勝、世界選手権日本代表の輝かしい経歴をお持ちの仲村渠さんは専修大学のOBでもあり、及川選手の全日本選手権優勝の記事を読んで私に連絡を下さったそうです。「板垣くん元気か?実は私が南米で指導した選手が現在ドイツ各地で練習しているんだけど、一回練習を見てやってくれないか?」との事でした。仲村渠さんは南米に渡り、数年前まで卓球後進国だった国々で指導された方です。そして、今回の南米大陸予選ではアルゼンチンの選手2名がオリンピックへの代表権を獲得しました。もちろんこの二人は仲村渠さんが指導した選手です。

3月に入り、仲村渠さんが指導した若い選手たち3人と会い一緒に練習をしました。卓球に対する彼らの真摯な姿勢には感動すら覚えるほどでした。彼らは自分の練習は全てビデオで録画して練習の後に自分の練習をチェックします。練習場内はまるで映画の撮影のようにカメラが回っていました。「イサオさん(仲村渠さん)は卓球の練習は厳しかったよ。多くの南米の選手がなぜ練習に集中しなければいけないのか理解できないまま選手生活を終わってしまう中、私たちは本当に沢山のことを教えてもらった。特に卓球に取り組む心を。ただ、練習が終わってからのイサオさんはファニー(楽しい)だったけどね」
ドイツに来て5年経過しましたが、一つの練習が終わり「ストップ」をかけると同時にボールを拾う光景は初めて見ました。日本なら当たり前のことかもしれませんが「ボール拾って」と言っても水を飲みながら談笑するのが普通なので、自分もそれに慣れてしまっていました。

その中の一人、メキシコから来ているライアンは、現在メキシコランキングで8位くらいだそうですが、「次の世界選手権やオリンピックに出たいんだ」と2年間練習したクラブにさようならを告げて、クニックスホーフェンに住み込んで練習を始めました。小学生の頃、両親の仕事の関係で東京に1年住んでいたというライアンは、スペイン語、英語、ドイツ語、少しの日本語も話せます。


中ペンでフォアハンドが強力ですが、裏面バックハンドは教えてもらったことがなく、知識はゼロとの事。一緒に始めた頃はバック対バックだけのゲーム練習ではコハルやカズトにも勝ったり負けたりでしたが、毎日SHクラブドイツで午前午後の練習を繰り返し、また平岡コーチにzoomでの指導もしていただき、ゼロだったバックハンドは2週間でかなり上達してきました。

私も中ペンの指導は長男のアキトしか経験がないのですが、少しバックハンドの感覚があるアキトはライアンにバックの感覚を伝え、フォアハンドの強力なライアンはフォアの苦手なアキトに指導し、相乗効果で二人とも上達しているように感じます。


晴れた日を見つけて自宅にライアンを招待しバーベキューをしました。

「今日はメキシカンスタイルのバーベキューを紹介するよ!」とキッチンに立ってくれたライアン。

アボガドのサラダやちょっと辛めのメキシコ風ソースをつけた串焼きは最高でした!

板垣家のバーベキューはドイツスタイル、日本スタイル、そしてメキシコスタイルまで揃いました。コロナが収まって日本から来てくれたお客様には、お好みのスタイルを提供できると思います!

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