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ドイツ1部監督。青森山田前監督

誰にも真似できない森薗スタイルを目指して。

誰にも真似できない森薗スタイルを目指して。

森薗政崇選手(青森山田中学~青森山田高等学校、明治大学)(以下、政崇)

 2015年世界卓球選手権大会(蘇州大会)・男子ダブルス準々決勝で、金メダルを獲得した張継科・許昕ペアを7ゲーム目10-8まで追い込んだ政崇ペア。ライブ放送が観られず、後日動画を観ました。結果がわかっているのに声を出して応援してしまいました。結果がわかっているのに自然に涙が出てきました。

 その試合の夜、邱建新コーチ(以下、邱さん)は、食事の席で大いに機嫌がよかったようです。政崇の試合後、中国ナショナルチームのコーチ面々が邱さんに寄ってきて、口々に政崇を褒めていったそうです。中国男子総監督の劉国梁は「あの左の選手は誰?凄い選手だ。中国にはいないタイプだ。」と話しかけ、邱さんは「マサは僕がドイツで7年間も指導している選手だよ。」と自慢したそうです^^

 2015年4月の世界ランク28位。2012年・高校2年生の初めは確か400位台。一気に世界TOP30位に駆け上がった政崇ですが、苦労を乗り越えて自分で掴んだ地位です。

 政崇は小学校6年生時点で全日本カデット13歳の部で優勝し全国のトップ選手でした。しゃがみ込みSVでのエースとオールフォアハンドでの攻撃が特徴の選手でした。「世界で勝つためには。日の丸を付ける選手になるには。」これが宿題でした。「バックハンドで先手を取る技術がほしい。しゃがみ込みSV以外の正確なショートSVからの展開がほしい。」二人での夜練習に明け暮れましたが、なかなか上手くいかない日が続きました。練習では出来ますが、試合では勝ち気に走って、また同じスタイル。今は年齢が低いからしゃがみ込みで得点できるが、シニアになるころには難しい。。。

 国内では政崇が負けると大きなニュースになってしまいます。「政崇は本当に気配りができる男で、いつも皆に声をかけてもらえる。だから逆に情報が多すぎて卓球スタイルが変わらない。負けるのも怖いから新しいものにチャレンジしにくい。よし!情報手段を断絶しよう。」

 頼める人は自分が最も信頼しているコーチ・邱さんしかいませんでした。「ドイツでプレーすれば、余計な情報が入らず集中できる。たとえブンデスリーグで負けても、新しい政崇スタイルの完成を目指し、課題を邱さんとの練習や試合でひとつひとつ克服できれば、必ずチャンスが来る。」こう思って邱さんにお願いしました。

 ドイツでは、政崇は頻繁に邱さんに叱られていました。それは練習態度などではなく、「試合中に意味もなく回り込みを始めたり、RVから積極的にチキータをしにいかない。競った場面でしゃがみ込みSVに頼り、台から出て一撃を喰らって失点してしまう」時でした。

 こうして「森薗スタイルの完成形」が見えてきました。

旧「 森薗政崇 = 1球たりとも無駄打ちをせず1球たりとも疎かにしない集中力の高さ。1度フォアハンドを打ち始めたら、ラリーが終わるまで高い打球点で打ち続けられるフットワークの速さと正確さ」から
新「 森薗政崇 = 台上チキータで先手を取り、打ち続ける。打ち始めたら1球たりとも無駄打ちをせず1球たりとも疎かにしない集中力の高さ。ラリーが終わるまで高い打球点で打ち続けられるフットワークの速さと正確さ。SVを持ったら正確なショートSVを出し、台上の先手争いで優位に立ち、得点する。」

 気付いたときには世界TOP30位に入っていました^^。

(邱さんが語る本当の森薗スタイルとは?続きは後編をお楽しみに!)

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