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世界大会は大歓声を味方にして

世界大会は大歓声を味方にして

1969年世界選手権ミュンヘン大会の男子シングルスで優勝したのは、
伊藤繁雄さんです。決勝の相手は、地元ドイツ代表のカットマンのシェラー選手でした。カット打ちの得意な伊藤繁雄さんですが、地元選手応援の大歓声に後押しされたシェラー選手にリードを許しました。その絶体絶命の状況から大逆転で勝利したと聞いています。シェラー選手が得点すると割れんばかりの凄い大歓声だったようです。

1989年世界選手権ドルトムント大会のとき、私は大会の始まる2週間前にスウェーデンに入り、クラブチームの視察やジュニア大会を観戦しました。その後、ベルギーで行われているベルギー、オランダ、ユーゴスラビア、台湾の合同合宿に参加しました。更にドイツチームが世界大会最終合宿を行っているハイデルベルグに行きました。地元ドイツ開催だけに、個々の対策練習など緊張感のある練習をしていました。

練習をしていると大きなスピーカー2台が運び込まれました。リラックスのため音楽でも流すのかと思っていたら、スピーカーからは大会の大歓声が大音量で流されました。ミュンヘン大会の伊藤繁雄さんとシェラーとの決勝戦の歓声を収録したものでした。「ドルトムントでは、ミュンヘンの時のように大歓声の中でやることになる」「伊藤さんは、この歓声を跳ね返して優勝した。我々は歓声を味方にして戦おう」年配のスタッフが興奮して語っていました。

ドルトムント大会が開幕し、男子ダブルス決勝戦には地元ドイツ代表のロスコフ・フェッツナー組が進出しました。会場は3階席まで超満員でドイツ組が一本取るたびに大歓声が巻き起こります。私はコートサイドでビデオ撮影をしていました。大歓声は、波動となって押し寄せてきて、ビデオカメラのマイクの針をマックスまで振り切り、着ていた服が震え出しました。私は鳥肌が立ったのを覚えています。大歓声を味方にしたロスコフ・フェッツナー組が優勝したのは、ご存じのこと。2014年世界大会東京大会。鳥肌が立つほどの大歓声の中、日本チームが優勝する瞬間を見たいものですね。

平岡義博

                  伊藤繁雄VSシェラー
 

1989年世界選手権ドルトムント大会
男子団体戦
 

1989年世界選手権ドルトムント大会
男子ダブルス決勝戦
 

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