Filip Zeljko(フィリップ ゼリコ)選手は1996年11月16日生まれクロアチアの首都ザグレブ出身、右シェーク裏裏の攻撃型。
投げ上げサーブやスピードのあるロングサーブで相手を崩し、強烈なフォアハンドでの得点を得意とします。前陣での速いカウンターも特徴の一つです。
ITTF世界ランキング最高は71位(2022年7月)
2020年東京オリンピックでクロアチア代表選手や2022年世界卓球団体戦の代表選手になるなど、クロアチアのナショナルチームの選手として数々の国際大会に出場しています。またドイツの卓球リーグ、ブンデスリーガのケーニヒスホーフェンに所属しています。
左からフィリップ・ゼリコ選手、バースティアン・シュテガー選手、板垣孝司コーチ、上田仁選手、キリアン・オート選手、マーティン・アレグロ選手(2023年 TSVケーニヒスホーフェン)
多くの男子選手に比べやや前陣で畳み掛けるようなプレースタイルを得意としますが、後ろへ下げられたとしても粘り強く返球することができ、引き合いとなっても負けない選手です。
特徴の一つでもあるスピードのあるロングサーブや投げ上げサーブで相手を崩し、パワーのあるフォアハンドで得点することを得意としています。
特にロングサーブからの展開に非常な長けており、3球目攻撃までの流れは観客を魅了します。
また競った場面でもフォアへのロングサーブを使用するなど、勝気で思い切りのあるプレーも彼の魅力の1つです。
3球目の回り込みフォアドライブをするフィリップ選手
「ブンデスリーガーも抜かれる!スピードロングサーブから3球目攻撃をかっこよく決めようbyフィリップ・ゼリコ」より
2022-2023シーズンのドイツ・ブンデスリーグ 第1節 フィリップ選手の所属するケーニヒスホーフェンはブレーメンと対戦しました。フィリップ選手は2番で出場し、最高世界ランク男子ダブルス1位、男子シングルス7位という格上とも思えるファルク選手相手に見事3-0で勝利しています。
投げ上げサーブから3球目攻撃で果敢に攻めるフィリップ選手(手前)
「【2022-2023 ドイツ・ブンデスリーグ 第1節 vs ブレーメン】フィリップがファルク(スウェーデン・世界ダブルスチャンピオン)に勝利も2対3で敗退」より
さらに、2023-2024シーズンのドイツ・ブンデスリーグ第18節でフィリップ選手の所属するケーニヒスホーフェンは、ボルシア・デュッセルドルフと対戦しました。
3番で邱党選手と当たったフィリップ選手は持ち味の快速ロングサーブを駆使し3-1で見事勝利、チームの勝利に貢献しています。
邱党選手(手前)に勝利し喜びを露わにするフィリップ選手(奥)
チームのヘッドコーチである板垣孝司コーチも自身のブログでそのときの様子を綴っています。
【ブンデスリーグ 18節】ドイツ卓球の聖地でデュッセルドルフに3対2で勝利!
クロアチアの代表選手として、国際大会やブンデスリーガで経験を積んでいるフィリップ選手の今後の活躍に注目です。
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