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板垣孝司ブログ
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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
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元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2024年2月13日 5:03 公開

【 ドイツ・ブンデスリーグ第13節 】首位ザールブリュッケンに0対3で敗退 …

【 ドイツ・ブンデスリーグ第13節  】首位ザールブリュッケンに0対3で敗退 …

Awayで行われたザールブリュッケン戦。クニックスホーフェンが現在3位につけているということもあり、ヨルジッチ(スロベニア/WR15位)フランシスカ(ドイツ/WR26位)というツインエースが出場してきました。

前節のオクセンハオゼン戦で2勝をあげ心身ともに疲れていたバスティーは脇腹の痛みが再発。大事をとって今節はプレーせず…
厳しい試合は覚悟していましたが、もし敗退しても1ポイントでも多く取りたい試合でした。

バスティーが出場できるならNo1.でJinがNo3.と考えていましたが、今節もJinがNo1.ヨーロッパ選手権でヨルジッチと互角の試合だったフィリップがNo2. アレグロがNo3.

対するザールブリュッケンは
No1. ヨルジッチ
No2. イオネスク
No3. フランシスカ

19:00 試合スタート

1番 フィリップ対ヨルジッチ。世界トップのチキータとバックハンドでプレーするヨルジッチに対し、「バズーカサーブ」と呼ばれるロングサーブから両ハンドで攻め込むフィリップが1ゲームを先取。第2ゲームは11対2という一方的なスコアで取ります。しかしこのままで終わるはずがないヨルジッチが高速ラリーでも1球多くコートに返し始め、第3ゲーム、第4ゲームともにマッチボールを握りますが、本当にあと1点が遠く2対3での敗退 ..

2番 Jin対イオネスク(ルーマニア/WR78位)。ワルードユースU19男子シングルス3位のエディー(イオネスク)はシェークハンズの私のブログにも出演してもらったヨーロッパ期待の若手選手です。この試合はゴジー戦と同様に第1ゲーム8対5リードから9対11で落としたのが響き、勝負はフルゲームに突入。サーブからの展開に迷いが出て思い切りの良さが影を潜めたJinに対し、迷いなく思い切ってプレーしてくるイオネスクの勢いが増し2対3で敗退。

前節でカルデラーノに勝利したJinですが、ブンデスリーグは世界トッププレーヤーとの対戦だけでなく、勢いのある若い選手との対戦もあります。1シーズンを戦い続け勝ち越しできる選手は真のトップ選手と言えます。

3番 アレグロ対フランシスカ。前半戦ではフルゲームジュースまで追い詰めていたアレグロですが、Awayでのメーカーの違うボールと卓球台に合わず、今回はフランシスカを追い込むことができず0対3での敗退…

0対3での敗退となりました。

【ハイライト動画です】

これから世界選手権があるため、フィリップとアレグロは韓国に向かいました。

8勝6敗の第3位とはいえ、今シーズンは稀に見る大混戦。最後の最後までどのクラブが3位と4位に入るかは全くわかりません。バスティーが数週間で怪我から回復し2月29日の次節では頑張ってくれると思います。

2月10日(土)11日(日)は全ドイツTOP24があり、アンダー19にアキトが、アンダー15にカズトが出場しました。私がベンチコーチをすると、どうしても親のコーチになってしまうのであえて、試合には行きませんでした。
ドイツのジュニアシステムは
各州の予選を勝ち上がり
➡︎全ドイツTOP48(推薦者含め出場者48人で予選リーグ後にトーナメント)
➡︎全ドイツTOP24へ(推薦者+上記の試合結果で24人がエントリーされ予選リーグ後トーナメント)
➡︎全ドイツTOP12(最終ステージは推薦者+TOP24の結果でエントリーされた12人全員でリーグ戦)と続きます。

トップ24はかなり過酷な試合です。初日のリーグ戦が1位でもトーナメントで12位になる可能性があります。また初日に5位で通過すると13位まで上がる可能性もあります。しかしトップ12には推薦者もいるためベスト8を確保しないと次の試合へ進めるかわからないシステムです。

予選リーグ4勝1敗で初日を終えたアキトは、翌日の順位決定トーナメント1回戦で敗退し、2回戦はフルゲームジュースで勝利。ベスト8に残りTOP12への出場権を得ました。ベスト8中7人がドイツジュニアナショナルチームの選手。表彰台には登れませんでしたが踏ん張りきったと思います。

予選リーグ6人中4人がナショナルチームの選手という激戦ブロックに入ったカズトは2勝3敗での4位でトーナメントへ。そこから2連勝しベスト8入り。嬉しい始めてのベスト8とTOP12出場権を得ました。ベンチには元世界選手権ベスト8のハンガリー出身のポトピンカが入ってくれました。「ちゃんと脳みそアップデートしろ」「TOYOTAの最新のチップを入れろ」「米2キロ食え」と言われてきたそうです。子供達に厳しい言葉をかけてくれる人は貴重です。

推薦出場のコハルも含め3人が揃ってTOP12に出場できるのは、親として本当に嬉しく、翌日は完全休養し、隣町の中華バイキングとテルメに初めて行きました。

ザールブリュッケンからの帰り道、助手席に乗っているJinと沢山の話をしました。
「こんなに卓球をやっていても本当に難しいです。ただ負け試合は同じパターンだから、そこを改善できればまだまだできると思います。欠点ではなく伸び代です。ヨーロッパに来れば分かりますが32歳はベテランではないですね。43歳のバスティーに目の前であの頑張りを見せられたら..笑」

ジュニア選手の練習も毎日色んなことを考えて練習はさせますが、特効薬はなさそうです。コツコツ継続するのみ。

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