世界卓球釜山大会の会場ロビーで、ツアーの皆んなと待ち合わせしていたら、
後ろから私の背後頭を小突く人が、
「誰？」と振り向いても知らない人ばかり。
なかなか還暦をとっくに過ぎたオヤジの頭を小突くような悪戯をする人は思い当たりませんよね。
まして世界卓球会場で
もう一度ぐるりと後ろを見渡すと、満貫の笑みと大きく両腕を開いた
【プリモラッツ】クロアチア
「ヨシ〜！」「プリモラッツ！」
思わずガッシリと抱き合いました
プリモラッツと初めて会ったのは35年前。
まだ、ユーゴスラビアの時代。
彼が17歳の時、世界選手権大会で19歳のルプレスクと組んだダブルスで準優勝。
バタフライ契約の用具調整で来日して1ヶ月間一緒に大阪や京都、広島、山口とイベントや練習に行きました。
食べ物は『マクドナルド』しかイヤ、練習は45分で終わり
18歳のプリモラッツは、我儘で自分勝手
いつも会うたびに
「あの時は苦労をかけた」と笑って話してくれます。
1990年代のユーゴスラビア紛争を経て、
クロアチアは独立
クロアチアの選手として活躍していたプリモラッツの記憶の方のほうが、強いのではないでしょうか。
現在はクロアチア卓球協会の会長や国際卓球連盟の役員として、世界卓球やWTTに来ています。
現役時代の卓球スタイルはカッコイイ
今でもナイスガイなところは変わりません。
必ずクロアチアに行くと約束し、もう一度抱き合って別れました