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ドイツ1部監督。青森山田前監督

来シーズン新加入するロシア人選手とレジェンドコーチが望むこと

来シーズン新加入するロシア人選手とレジェンドコーチが望むこと

先日、クニックスホーフェンにて来シーズンの新しい選手との契約をしました

Maksim Grebnev 選手(ロシア)。まだ10代の若い選手です。今シーズンはBad Homburgでプレーしています。1部リーグのデビュー戦ではいきなりボル選手(ドイツ/WR10位)をフルゲームまで追い詰め、その後、ダルコ・ヨルギッチ選手(スロベニア/WR31位)にも勝利しました。昨シーズンのロシアリーグではオプチャロフ選手にフルゲームジュースで敗退しましたが、若くて勢いのある選手です。

プレースタイルはオーソドックスな右シェーク裏裏攻撃。固いブロックプレーから威力のある両ハンドドライブ、そして動いてフォアドライブで仕留めるスタイルです。台上も柔らかさがあって上手い。

若くて「世界のトップに行きたい!」と野心のある選手と一緒にプレーできることは楽しみしかありません。自分のできることは限られていますが、彼のためにベストを尽くしたいと思います。ただ一つ心配は…

彼は基本的にロシア語しか話さないこと..

「彼が英語を学ぶのか?私がロシア語を学ぶのか?」

契約に帯同してくれたドミトリー・マズノフさん(冒頭の写真の右から2番目)とたくさんの話をしました。私たちの年代の卓球人では知らない人はいないであろう、元ロシア代表の世界選手権団体銅、男子ダブルス銅メダリストのマズノフ。彼の地ではレジェンドコーチです。もうすぐ誕生日が来て私を同じ年になるそうです。ロシアは彼らの活躍以降世界選手権クラスのメダルは取っていない状態で、現在マズノフは、若いロシアのトップ選手たちを中心とした練習グループを作りハードな練習を課しています。

クニックスホーフェンには幸いにもロシア語の話せるコーチのオレクセイ(写真右)がいます。私がマズノフに「マクシムはオレクセイがいてくれるから安心感はあるね?」と相談すると

「その安心感はあるけど、マクシムは自分で英語を学び、チームに溶け込むことが最も大切だと思う。彼はロシアの若手の中でも才能はピカイチ。ただ、もっとメンタルを強くする必要がある。技術は通用するものはあると思うが、まだ甘い。彼が英語を話し、自分自身でコミュニケーションを取れる日が来たら、コートに立ってもっと自信を持ってプレーすることができるはず。卓球のプロとして生活することを決心したのだから自分で生きて行く道を見つけなければならない。そこがこのクラブと彼が契約した目的の一つでもあるんだ。そしてシュテガーという素晴らしい手本から多くのことを学んで欲しい。」と話してくれました。

数日前、クニックスホーフェンではシュテガー選手との契約は2年更新、キリアン、フィリップとの1年契約更新も行いました。

同じヨーロッパかもしれませんが、やはりドイツとロシアは異国の地だと思います。そこで自らを鍛えプロとして大きく羽ばたいて欲しいです。

かつて及川選手が異国の地で自分を見つめ全日本チャンピオンに輝いたように。

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