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ドイツ1部監督。青森山田前監督

【ブンデスリーグ第5節】フィリップが覚醒し元ヨーロッパチャンピオンを下すもラストフルゲームジュースでノイウルムに敗退

【ブンデスリーグ第5節】フィリップが覚醒し元ヨーロッパチャンピオンを下すもラストフルゲームジュースでノイウルムに敗退

ホームにノイウルムを迎えて行われた第5節。前節と同じく120人までの観客が許可され試合がスタートしました。昨シーズンから一部リーグに加盟したノイウルムはアポロニア選手(ポルトガル/WR55位)とオクセンハオゼンから移籍したシドレンコ選手(ロシア/WR186位)、そして元ヨーロッパチャンピオンのルベッソン選手(フランス/WR41位)がフランスリーグから移籍し、チームとしてかなり強いです。

クニックスホーフェンはキリアン選手が怪我をしてしまったため、キリアン選手抜きでの苦しい試合が予想されました。

1番 シュテガー選手 vs シドレンコ選手。昨シーズンはフルゲームで敗退しています。前回の試合を動画で分析し、なぜ敗退したのかをシュテガー選手に伝えていました。アドバイスを試合で取り入れ、前回と全く違う試合をすることができるのは流石シュテガー選手です。今回は11-3,11-3,11-3と若いシドレンコ選手に何もさせず完勝。

2番 フィリップ選手 vs ルベッソン選手。ルベッソン選手は左利きの特徴を生かし絶妙なコントロールのサーブから電光石火の回り込みフォアカウンターでヨーロッパチャンピオンに輝いた選手です。試合前に色々な動画で分析しても穴がなく確実に勝てるイメージのわかない選手でした。
フィリップ選手もルベッソン選手のサーブからの3球目攻撃を止められず0対2と追い込まれますが「左利きのサーブはフォアでレシーブするのが難しいから、もっとバックを使ってレシーブした方が良いと思う」 というシュテガー選手のアドバイスから息を吹き返し、ここから怒涛の大逆転!ルベッソン選手の快速カウンターを台から下がらず倍返しのカウンターで仕留めた試合は、久しぶりに凄い試合でした!フィリップ選手が3対2で勝利。

3番 サリフー選手 vs アポロニア選手。チームとしてリードされた場面でも全く動じず、確実なプレーをしてくるアポロニア選手に0対3で敗退。とにかく手堅いです。

4番 シュテガー選手 vs ルベッソン選手。お互いにカウンターの打ち合いになりますが、どうしても一歩下がったところでプレーするシュテガー選手に対し、少しでも甘いボールはシュテガー選手のバック深くへフォアドライブで連打し、シュテガー選手を完全に台から下げたルベッソン選手が0対3で敗退。

5番 ラストのダブルスはフィリップ・サリフー組 vs アポロニア・シドレンコ組。世界卓球男子ダブルス3位のアポロニア選手と左利きのシドレンコ選手に部があると思われた試合ですが、ここでもフィリップ選手が目の覚めるようなカウンターを打ち続け勝負は最終ゲームへ。ジュースまでもつれましたが、最後まで落ち着いたプレーを見せたアポロニア選手が試合の主導権を握り10対12で敗退しました。

【 ハイライト動画です 】

試合の敗退は残念な結果ではありますが、フィリップ選手が格上に勝利したことはチームにとって大きなステップになると思います。格上に対し「良い試合だった。あと一歩だった」という試合はできますが、最後に勝って帰って来ることはなかなかできません。ジュニア時代にサムソノフ選手に勝利し、ヨーロッパでも注目の若手の一人だったフィリップ選手ですが、一時クロアチアナショナルチームから外れモチベーションが低下していた時期がありました。しかし数年前からナショナルチームに復帰し、コロナ期間中も高いモチベーションでハードな練習をしていたことは知っていました。10月4日のデュッセルドルフでの試合後、私の車で一緒に戻った時も「コージ、今日の試合はどこが悪かったんだ?俺の伸び代はどこにある?早く試合の動画を編集して見せてくれ」と珍しく私に相談してきました。その後も数日間はシェークハンズクラブで多球練習を繰り返しながら「俺の新しい卓球システムを作るよ」と言っていたフィリップ。もしかしたら大化けする可能性が潜んでいるかもしれません。

次節は10月25日(日)もう一度デュッセルドルフに乗り込んでの試合です。前回のドイツカップは0対3での敗退でした。今回は向かっていくのみです。

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