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ドイツ1部監督。青森山田前監督

【ブンデスリーグ】及川とフィリップが踏みとどまりユーリッヒに勝利!

【ブンデスリーグ】及川とフィリップが踏みとどまりユーリッヒに勝利!

ブンデスリーグ後半戦第2節はユーリッヒを迎えて行われました。ユーリッヒはまだ今シーズン1勝ではありますが、力をつけているコズル選手(スロベニア/WR104位)、左腕でやりいくいデヴォス選手(ベルギー/WR115位)から勝利できないと接戦を覚悟しなければなりません。ただ前半戦は3対1で勝っているのでオーダーは変える必要なしと判断。エースにシュテガー選手。相手のエースに及川選手をぶつける強気のオーダー。あとは相手が変えてくるのか?同じでくるのかを待つことにしました。

オーダー交換が終わり前半戦と全く同じの対戦が決定しました。相手の苦手なところも把握できていますが、自分たちの嫌なところも知られているはずです。

今日は雨で気温が低かったにも関わらず多くの観客がシェークハンズアリーナに足を運んでくれました。15時試合開始。

1番 シュテガー選手 vs デニス選手(ドイツ/WR304位)。多くの選手が卓球台の弾みやボールの性質に慣れずスタートはイージーなミスをしてしまうのですが、今日のシュテガー選手はラブオールの1本目から全くミスがなく、バックドライブ、ピタッと止まるストップも完璧であっという間に8対0とリード。追い込まれる場面すら作らず3対0での勝利。これが経験なのかもしれませんが本当に最初の1球目から「出来上がっている」のは凄いと思います。

2番 及川選手 vs コズル選手。前半戦は3対0で勝利していますが、ここ数試合で自分の卓球のバランスを崩している及川選手を心配していました。今日も1ゲーム目を失い第2ゲームの立ち上がりこそ良いプレーで点数を離しましたが、中盤で追いつかれてからはコズル選手が調子を上げ、強烈なバックハンドを喰らって逆転負け。第3ゲーム5対8、最終ゲームも5対8の場面から驚異の追い上げで大逆転勝ちし大きな1勝をもぎ取りましたが、やはり昨シーズン大きく勝ち越した及川選手のプレーは完全に研究されています。自分がサーブでも3球目に的を絞らせてもらえなく、どうしても台から大きく下げられてしまいます。ただ、逆を考えればここで更なる進化を見せることができれば、もっともっと大きく伸びる可能性があるということです。

3番 フィリップ選手 vs デヴォス選手。「今日こそは迷わないで行こう。もし第1ゲーム大量リードしてから追い上げられ嫌な雰囲気を感じたらタイムアウトを取り必ず先手を取って長い試合に持って行こう」とフィリップ選手を送り出しました。第1ゲーム10対4のリードから10対7まで追い上げられタイムアウト。そしてこのゲームを取ってから長い試合にもつれ込みました。第4ゲーム8対4とリードしあと3点で勝利が見えたとたんプレーが消極的になり9対11で敗退。最終ゲームもスタートが悪く3対8と大きく離されますが、ここでも諦めず執念のプレーで大逆転。最終ゲーム12対10で勝利しました。今シーズンまだシングルスで勝ち星のなかったフィリップ選手のプレーに多くのお客さんが大声援を送ってくれました!

【ハイライト動画です。】


これでチームは7勝6敗。12チーム中6位。勝率が並んだ時にセット数で順位を決めるブンデスリーグでは3対0で勝利することは価値があります!

試合が終わり選手と試合の反省点を話していると「コージ、明日朝シェークハンズの練習場で多球練習できるか?」とキリアン選手。次節からの出場に向けて午後からドクターチェックを受けに行くので、その前に軽く練習したいと。「もちろんオッケーだ。子供達が7時には起きるから7時からでも良いぞ!」と冗談で伝えると「ノーノーもうちょっと遅くからで大丈夫だから。8時45分からやってくれ」

「板垣先生、俺も良いっすか?」と及川選手。シュテガー選手の車でデュッセルドルフに帰るのですが、その前に少しでも今日の細かい技術の修正と確認をしたいとのこと。「もちろんオッケーだ。じゃあ8時からキリアンが来るまでやろう!」

このしつこさが大切だと思います。ブンデスリーガーも子供達もレベルこそ違いますが、卓球競技は負ける回数が多い競技だと感じます。それはどんどん上のレベルに挑戦していくからです。勝てば嬉しいし負ければ悔しい。それでも自分の目指すプレーに到達するために一つづつ課題を克服し「しつこく」継続するしかないと思います。

今日の及川選手のプレーはコンピューターのように計算し尽くされたプレーではありませんでしたが、彼らしい「しつこさ」が少しずつ復活してきました。もう一段レベルアップするための壁を乗り越えさせたいと思います。

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