【ブンデスリーグ第8節】皇帝ティモ・ボル選手がクニックスホーフェンに登場! – 卓球レッスン動画No1/動画でまなぶ卓球 シェークハンズ

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ドイツ1部監督。青森山田前監督

【ブンデスリーグ第8節】皇帝ティモ・ボル選手がクニックスホーフェンに登場!

【ブンデスリーグ第8節】皇帝ティモ・ボル選手がクニックスホーフェンに登場!

1部への挑戦3シーズン目で初めてティモ・ボル選手がクニックスホーフェンのホームゲームに出場しました。この日のためにドイツの有名なコメンテーターが司会のために来てくれ「アリアンツアリーナで行われる(サッカーの)バイエルンミュンヘンの試合に87,000人が来てくれるが、それよりもこのシェークハンズアリーナでの卓球は雰囲気が素晴らしい!」とコメントしてくれました。

1,200枚準備したチケットは即完売。ティモ・ボル選手の人気は本当に凄いです。ティモ・ボル選手が自分のキャンピングカーを運転してフランケンテルメに20:00に来るという情報が入り、生ティモに会ったことがない妻は子供たちを連れてテルメに行き待ち伏せ。「まだ来ないけどガセネタかな?」と連絡してきましたが、

渋滞で遅くなったというボル選手にしっかり会って、テルメの社長さんと一緒に写真を撮ってきました笑。

ただ数ヶ月前から大きな心配がありました。及川選手はこの試合と全日本学生選手権の日程が重なるため出場できない。どうしてもこの日にホームでのデュッセル戦を入れないで欲しいと懇願しましたが、日程は変わらず。そしてキリアン選手の怪我が長引き出場できそうもない。選手はシュテガー選手とフィリップ選手のみ…

チームの絶体絶命の大ピンチにシェークハンズ小谷社長の提案で、平屋コーチが試合に出場してくれました。試合のためだけの大変な日程の中、コートに立ってくれた平屋コーチには感謝の言葉しかありません。

デュッセルドルフの布陣はティモ・ボル選手(ドイツ/WR7位)アントン・カルバーグ選手(スウェーデン/WR88位)リカルド・ワルター選手(ドイツ/WR53位)。ボル選手に2勝されたとしても3対2で勝つ可能性はありますが逆に0対3もあり得る。大観衆の前で15:00試合スタート。

1番 シュテガー選手 vs アントン選手。ブンデスリーグでの対戦成績は50-50。アントン選手のピッチの速い両ハンドに対し3ゲーム目を失いますが、私のアドバイスは「アントンはテンポが合うと強いから、バックへの強い下回転ボールやわざとタイミングを外すボールを混ぜて4ゲーム目を進めてみてくれ」第4ゲームは危なげない試合運びで勝利!この瞬間、多くの観客が期待した「二人のオリンピックメダリストの4番での対戦」が確定しました。

2番 ボル選手 vs 平屋コーチ。試合前「ボルに当てるから楽しんで試合をしてほしい」と伝えた対戦が実現しました。点数こそ競る場面まで持ち込めませんでしたが、カットマンの平屋コーチが粘りに粘る長いラリーは観客の皆さんの心を確実に掴みました。他の選手がボル選手と対戦したらサーブが取れず、レシーブできたとしても3球目のループをコートに入れることすらできないと思います。平屋コーチだからこそ長いラリーに持ち込め、試合を成立させてくれました。

3番 フィリップ選手 vs ワルター選手。前回の対戦ではフィリップ選手が勝利していますが、フィリップ選手の投げ上げサーブを落ち着いてレシーブし、しぶとい粘りを発揮したワルター選手が3対2で勝利。

4番 シュテガー選手 vs ボル選手。長くドイツ卓球界を牽引してきた両選手の対決ですが、ここ数年の対戦ではボル選手が圧勝しています。昨シーズン及川選手がボル選手に勝利した時の動画で、如何にして本の僅かなチャンスを掴むかを説明し試合開始。

大事な第1ゲームはシュテガー選手が11対8で先取します。が、隣で試合を見ていた選手に「ティモはここから一気にギアが上がるから勝つのは簡単じゃない」と話した通り、第2ゲームは1対11。第3ゲーム「ボルがフォアハンドを連打し始めたらどんどんボールの質が上がり、最後はボールが沈んでカウンターミスを誘われるからフォアドライブは狙わず軌道の高いバックドライブを一気に狙う」作戦が功を奏し9対8とリード。しかしここからボル選手のフォアドライブをカウンターで狙ってしまい2本ともミス.. 9対11。
第4ゲームも中盤までは作戦通り。9対7とリードしますが、どうしても大きく開いように見えるフォアサイドに打ち込んでしまい、質の高いフォアドライブを打ち込まれ9対11で敗退..

試合終了後「コージ、今日はグッドアドバイスをありがとう。アントンとは過去に勝ったり負けたりだったけど今日は戦い方がわかったよ。ただティモ戦は悔しい。自分で簡単なミスを繰り返したよ。それがなければ勝っていた。ただ過去の対戦の中では今日が一番勝つチャンスがあったよ。」とシュテガー選手。

「バースティー。後ろから見ていて簡単なミスはほとんどないと思う。ティモのボールは1球1球の質が高い。だから本の少しボールの質が落ちた時に確実に得点することだけが必要だったと思うよ。」と伝えると、

「いや、それじゃダメなんだ。今の自分のレベルに満足しないでもっともっと向上していく気持ちがないと、選手としての自分じゃなくなってしまう」39歳のシュテガー選手が発した言葉は「卓球のプロフェッショナルプレーヤー」とはどうあるべきか、大きく、そして重く私の心に響きました。

【ハイライト動画です】


試合終了後、1時間以上もシェークハンズアリーナで多くのファンとの写真撮影に快く対応してくれたボル選手に感謝いたします。

対戦した平屋コーチも1ファンに戻って笑

ヘルパーの方々も喜んでくれました!

アキトも初の生ティモとの写真にニッコリ!


「私も私も!暗いところで撮った写真しかないから!」

もちろん妻も笑

チームの勝利には届きませんでしたが、記憶に残る大きな1日でした。

が、私の仕事は1ファンではなく、チームを勝たせるコーチです。やっぱりティモ・ボル選手に勝てなかったことの方が悔しいです。

その頃、全日本学生では及川選手が2連覇を達成しました。「及川、今回は俺を頼らないで自分の力で試合をしてこい」とちょっと厳しい言葉をかけていましたが、優勝できると思っていました。どんなに追い込まれても「勝って帰ってくる能力」をブンデスリーグで身につけた及川選手が全日本学生選手権で負けるイメージは浮かびませんでした。

本当におめでとう!