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ドイツ1部監督。青森山田前監督

及川選手がシュテガー選手に劇的勝利も2位ブレーメンに2対3黒星【ハイライト動画あり】

及川選手がシュテガー選手に劇的勝利も2位ブレーメンに2対3黒星【ハイライト動画あり】

後半戦第1節ブレーメン戦がホームで行われました。ブレーメンには前半戦で1対3、Pokal準々決勝では0対3で負けているため何としてでも一矢報いたいという気持ちがありました。
前半戦を終え2位につけているブレーメンのエースはシュテガー・バースチャン選手(WR30位・ドイツ)ここまで個人成績ランキング1位です。日本でもお馴染みのシュテガー選手はこちらバイエルン州出身で2度のオリンピックに出場しメダルを獲得したいわばバイエルン州卓球界のレジェンドです。今日もシュテガー選手のもとにはテレビ局が取材に来ていました。
「どうしてもシュテガー選手に勝ちたい。」今まで何度も何度も彼の戦術動画を作りましたが、数十本目でようやくシュテガー選手に対するひとつの答えが見つかりました。また、2番手のアサー・オマリー選手(WR26位・エジプト)は団体戦ラストでは無類の強さを発揮し、3番手のスッチ選手(WR88位・ルーマニア)も今シーズンは好調です。
雪のためサポーターの方々が足を運んでくださるか心配しましたが、それでも公式発表550人の方々が応援に来てくださいました。

1番ダルコ対アサー・オマリー選手。9月末のPokalでは0対3で敗退していますが、もうあの時のダルコではありません。苦しい場面でも「ダルコ!ストロングハート!」の私の声に強気なプレーで応えてくれ待望の先取点!
2番及川対シュテガー選手。分析通りの戦術で2対1リードの第4ゲーム7対3リードとしますが、それでもシュテガー選手は崩れず逆転され最終ゲームへ。8対8、9対9、10対10と点差が離れない大激戦は「フォア前のレシーブはコートに入れれば何か起きる可能性がある。バックへのYGロングサーブを回り込みで狙っていく」という一か八かの戦術で正に奇跡のカウンターブロックが決まり、オリンピックメダリストに勝利する金星!
しかし、ここからでもブレーメン選手たちの気迫は全く衰えず、3番のフィリップがスッチ選手に1対3で負け、エース対決4番はダルコ対シュテガー選手。昨年のスロベニアオープンでは全く相手にならず0対4で敗退していたダルコは今日もシュテガー選手のボールに合わずゲームカウント0対2の1対5まで離されます。ここでのタイムアウトは「ダルコ、戦術も大切だけれども、戦う気持ちを失ったら試合は終わりだ。気持ちをリスタートして新たなゲームと思って戦おう」のアドバイスに見事に復活。最終ゲーム7対4までリードを奪いますが、それでもシュテガー選手は崩れず再逆転負け。
ラストは及川対アサー選手。第1ゲームを速攻戦術で奪うも、次第に及川選手のボールを見切り出したアサー選手が固いブロックから大きなラリーに持ち込み1対3で敗退..
ハイライト動画です。

会場の片付けを終え、ダルコが私に話しかけてきました。「コウジ、今日はサンキュー。シュテガーに2対3で負けはしたけれどスロベニアオープンでは0対4、今日もあのまま0対3で負けていたら、一生勝てるイメージが出なかったと思う。でも今日やっと戦い方がわかった。次はもっとチャンスがあると感じてる。本当にありがとう。」

ラストで敗退し意気消沈している及川選手には「今日のシュテガー戦はベストゲームだったよ。俺も彼にはベンチで一度も勝ったことがない。尊敬する選手の一人なんだ。だからどうしても勝ちたかった。それが及川ですごく嬉しい。ラストの敗戦は残念だけれどもお前がシュテガーに勝たなかったらラストで世界28位の選手と真剣勝負すらできなかったんだ。だから本当に価値のある一勝だったと思う。」と伝えました。

選手ランキングでは10チーム中10位のクニックスホーフェンが上位チームに対し粘りのある試合をしていることで周囲の目もシーズン当初より明らかに変わってきました。バイエルン州のテレビレポーターが私にインタビューしてくれました。
「このクニックスホーフェンのサクセス(成功)は誰も予想していなかったよ。何が成功の秘訣なんだ?」と聞かれましたが、「残念ながら成功という言葉はまだ遥か先。確かに上位チームに勝利もしてるけど選手はまだまだ伸びる。クニックスホーフェンがベスト4に入りプレーオフに進出できたら成功かもしれないけど、まだまだ」と答えました。
サポーターの方々もシーズン当初は「コウジ、負けたけど素晴らしい試合だったよ。1部リーグは本当に異次元だね。相手が強いよ」と慰めの言葉をもらっていましたが、今日は「コウジ、シャーデ(残念)。次は頼むぞ!」に変わってきました。これは選手に力がついてきたから次は勝つんだぞ!という大きな期待の言葉です。この期待に応えられるのがプロだと思います。

8月末から毎週のように続いた試合もクリスマス休みに入ります。
次節は全日本選手権を挟むように、1月14日(日)ザーリュブリュッケン戦と21日(日)のグルーンウェッターズバッハ戦です。

17日(水)〜19日(金)だけ全日本で帰国します。ベンチで半袖で大声を出しているのが板垣です。
是非会場で声をかけて下さい。

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