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中国 張継科 多球練習1 卓球動画

中国 張継科 多球練習1 卓球動画
動画は張継科選手の多球練習です。
下回転と上回転を混ぜて出してもらい、それに対応して打球する練習をしています。張継科選手といえば、2011年のロッテルダムの世界選手権でセンセーショナルな優勝を飾り、この大会をきっかけとして日本でも台上でのバックドライブが非常に重要視され一般化しました。そういう意味では、卓球をまた新たな形へと進化させた選手ともいえます。その後、ロンドン五輪、パリの世界選手権でも優勝し、ビッグタイトルを総なめにしています。これまでの中国の選手と比べ、バック系の技術の攻撃力がかなり高いのが特徴です。
下回転はややためて打球し、上回転はバウンド直後を打球し、ラケットワークのスタートの部分が下回転よりかなり高い位置から始まるのがよく分かります。そして、上回転を打球したときの方が、飛距離が出ているのが分かると思います。軌道の違いもよく見ると参考になります。しかし、多球練習でこの飛距離…用具もかなり弾みがよさそうですね。試打してみることができたら楽しそうですね。
前振りが長くなってしまいましたが、今回この動画でもっとも注目していただきたいのは、実は球出しです。上回転、下回転それぞれで様々なタイミングで球出しをしています。またコースもバックサイドをえぐるように厳しく出したり、ミドルに出したりしています。少しミスは目立ちますが、球出しの質が高いというのは中国の多球練習の特徴だと思います。多球練習の短所はやはり実際の試合と比べると球威が出せないことで、長所は同じ時間でもたくさんボールを打つことができる効率の良さと、練習したい技術のみをピックアップして練習できることです。
しかし、もし球出しの質が非常に高く、球威もあり、様々なタイミングで球出しをすることできれば、実戦感覚のボールを短時間にたくさん練習することができる最も効果の上がる練習方法であるといえるかもしれません。私も球出し力を上げていこうと思います。
松徳学院中学校高等学校 足立泰志
 
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